若い頃の思い
前回のブログで取り上げたザ・ブルーハーツの曲が缶コーヒー以外の色々なCMで流れています。「情熱の薔薇」を有村架純が電気メーカーのCMで、「人にやさしく」が食品メーカーのCMで歌われています。
30年経ってなぜ今こんなに流れているのかと思いました。あの当時ライブで熱狂していた20代の若者は今50代になっています。会社や職場で責任ある立場になってきている時期です。
ザ・ブルーハーツの曲は歌詞に大きな意味があると思っています。若者たちは単に激しいリズムだけではなく、歌詞に共感していたはずです。その頃の思いを持ち続け、自分が決定できる立場になり、それを伝えたいという気持ちが、同じような時期にCMという形で表れてきているのではと思います。
どんな時代にも社会課題があり、それを解決しようとする人たちがいます。特に若い人たちには純粋にそのような活動、仕事に取り組もうと考える人が多いのではないでしょうか。
しかし、なかなかまわりの理解を得られず、また具体的な行動方法がわからず、なにもできずに世の中の流れに取り込まれていく人も多いと思います。
社会を変えるということは、人の気持ちを変えることです。これは実に大変なことで、単に良さそうだからとか理屈で変わるものではありません。しかし、昔自分が思っていた気持ちを思い出し、それを行動に移していくことで、自分を変え、結果、社会を変えていくことは十分可能だと考えます。
CMの曲を口ずさみながら、これからの日本にちょっぴり希望を感じています。
「なるべく小さな幸せとなるべく小さな不幸せ、なるべく一杯集めよう、
そんな気持ちわかるでしょう。」(情熱の薔薇)